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2009年11月9日 全国賃貸住宅新聞に掲載されました(平成21年11月9日)
平成21年11月9日の全国賃貸住宅新聞に当社の記事が掲載されました。
是非ご覧ください。
以下掲載内容となります。
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不動産投資の分かれ道
資金調達の極意
今回と次回にかけて属性別の融資打診先の金融機関について書いてみたいと思います。その前に、まず現在個人の方に対して行われているアパートローン(アパート融資)の二つの形態をご説明致します。具体的には、パッケージ型とオーダーメイド型と呼ばれている二つの形態があります。
まず、パッケージ型の内容ですが、これは住宅ローンに極めて近い形の融資です。まさに、既製服をイメージしていただければお分かりの通り、すでに服(融資基準)が出来上がっていて、それに自分のサイズ(属性および物件)が合うかどうかということです。この形態の融資は、昨今の不動産投資ブームに乗ってここ数年の間に登場してきた融資形態で、展開している金融機関の数は数えるほどです。対象物件と個人属性を掛け合わせて融資の可否を判断するシステムが構築されています。対象となる物件内容や金利、融資割合、融資期間が基本的にルールとして定まっていて、その基準に沿って融資が実行されます。
また、個人の属性に関しても、基本的には会社員の方を対象としているため、年収と金融資産の数値を入れることで簡単に審査が出来るようになっています。特徴としては、数字が絶対的となっています(これをスコアリングシステムといいます)ので、物件の担保評価内での融資が条件であるということです。
後術するようにオーダーメイド型の融資は、数字に加え、ある程度借り手の信用も加味され融資金額が決まるという特徴があるのに対して、パッケージ型の融資は数字ありきとなります。そのため、その金融機関の特徴にあてはまるケースであれば非常に使い勝手は良くなります。また、地域にとらわれることなくある程度広範囲に対応している金融機関が多いのもパッケージ型の特徴です。
次に、オーダーメイド型の融資ですが、これらはスーツを自分の体系に合わせてつくるというイメージです。アパート融資をその案件ごとに組み立てていくので、オーダーメイド型の融資と呼んでいます。全国の地方銀行や信用金庫が展開しています。そのため上記のパッケージ型融資と異なり、エリアの制約が出てきます。基本的には居住地にある金融機関でなければ利用は出来ません。大きな特徴としては、物件の評価よりも圧倒的に借り手の属性が重要視されるという点です。
基本的なスタンスは、もちろん数字も見ますが、プラスして借り手との信頼関係も含めて融資をするということです(リレーションシップバンキングといいます)。そのため、物件の担保評価を超えても融資を行います。超えた分はその借り手に対しての信用の供与とされます。そして、その案件(物件及び借り手の属性)ごとに、金利や融資期間、融資割合が設定されます。パッケージ型のように一律の基準がないためです。
次回は、具体的にどの属性の方はどの金融機関を利用すれば良いのかをご説明いたします。
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平成21年11月9日掲載記事 (0 byte)