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2008年6月30日 全国賃貸住宅新聞に掲載されました(平成20年6月30日)
全国賃貸住宅新聞
2008年6月30日に記事が取り上げられました。
是非ご覧ください。
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賃貸住宅業界 情報交換会
大谷 埼玉を中心とした北関東全域で中古収益用物件の1棟売り・仲介を行っています。
東田 2002年からサラリーマンなどを対象にした投資セミナーを行っています。メニューは「不動産」「株」「FX」の3つで現在約15万人が会員登録をしていますが、不動産はそのうちの4割です。また、私自信5年前より不動産投資を行っています。
稲葉 不動産投資を行いたい、行っているサラリーマンを対象にした情報サイト「サラリーマン流不動産投資道場」を運営しています。会員は現在約5000人です。
―皆さんは、いずれも投資家オーナーを対象にビジネスを展開していますが、現在不動産投資を行うのはどのような方が多いのですか。
東田 当社会員の年齢は30代がメインです。
稲葉 うちも30代が会員の中心ですが実際に投資をしているのは40代が多いですね。30代ですと資金力の面で不安があり実際に購入までには至らない人もいます。
中村 私がサイトを立ち上げたのは「若い人にもっと不動産とすいの魅力を知ってもらいたい」という考えからです。私は今
30歳ですが、その年齢だと「不動産投資」という投資手法があること自体を知らない人も大勢います。東田さんや稲葉さんがおっしゃっていたように、ビジネスの対象は若い世代になりつつあります。
東田 今の若い人たちには、車を買わなくなるなどぜいたくをしなくなっています。その分お金を何に回すか、といえば貯蓄であったり不動産投資な訳です。
団塊世代はあまり動かず
―なぜ若い人が投資に走るのでしょう。
大谷 それはやはり将来はの不安があるからでしょう。当社の物件は1億~1おく5000万円程度が中心なところもあり、購入するのはサラリーマンよりも自営業の人が若干多いのですが、本業で収入が80000万円近くあるような人でも「将来が不安だ」と購入を検討しています。
―ここ数年、いわゆる団塊の世代が大量退職することもあり、彼らが退職金の運用先として不動産投資を選択するケースが増えるのではないか、という見方もありました。実際に彼ら団塊の世代の動きはどうですか。
東田 セミナーの参加状況を見ても少ないですね。年代的にも投資というものに対して、やや消極的な考えでリスクはとりたがらないでしょう。投資をするとしても不動産よりは株を選ぶことが多いと思います。
中村 消費者に中には不動産業界そのものに対して、グレーな部分があるという印象を持つ人もいますので、全ての年齢の人が不動産投資には興味を持つということは難しいかもしれません。
―年齢以外に最近の投資家の動向として見られることは何でしょう。
東田 特にサラリーマンに言えることですが、自分のためになること、勉強のためなら金を出す、ということです。当社のセミナーの中には3ヶ月に12回のカリキュラムをこなして35万円というものもあります。サラリーマンの勉強代としては高いかもしれませんが、「月々100万円の家賃収入を得るための投資」と考えれば、支払うのが今の投資家です。
稲葉 当社のセミナーも高いものですと20万円代ですが、やはり人気はありますね。
大谷 当社はホームページを見て問い合わせをして来た人と面談して話しを詰めていく営業手法ですが皆さん非常によく勉強しています。面談のときなどは私が逆に面談されている感じです。
稲葉さん 投資家の方がどんどん勉強しているのに対して不動産会社の知識がそれに追いついていない、という感じはあります。当社でも今年は収益物件を扱う不動産会社向けのセミナーをやったら面白いのでは、と考えているところです。
東田 不動産会社の多くは「個人投資家」という層を認識できていません。個人で問い合わせをしても、まず入居者・入居希望者だと思われます。「物件を買いたい」という旨を伝えると「業者の方ですか」と言われてしまいます。
地方投資物件は地方の人が購入
― 一口に不動産投資といっても新築か中古か、都心か地方かなど、さまざまな選択肢がありますが、それについては最近の投資家はどのように考えていますか。
中村 以前のように東京の人が札幌や福岡の物件を買う、という動きは少なくなり、札幌の物件は札幌の人が買う、といった具合に地場完結型になってきていると思います。
稲葉 「やはり目の届く範囲にある物件がいい」という考えの人は増えていますね。
大谷 当社が北関東エリアに注目したのもその理由によるものです。投資家の数が最も多いのは言うまでもなく東京で、彼もなるべく地元で物件を欲しいと考えているのでしょう。しかし利回りを考えれば地方も買った方が有利です。
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2008年6月30日掲載記事 (0 byte)