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2018年5月7日 【月刊不動産流通に掲載されました】
平成30年6月号の月刊不動産流通に当社の事業内容についての記事が掲載されました。
是非ご覧ください。
以下掲載内容となります。
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既存物件が生まれ変わる!
社宅だった旧耐震の入札物件を長寿命化を施し収益物件に
「リブレス東浦和」(さいたま市緑区)
70項目にわたる検査を実施。
数戸単位で改修工事し入居募集
空き家と聞くと、荒れ果てた一軒家をイメージしがちだが、実は集合住宅の空き家も相当数存在する。こうした集合住宅を取得し、収益物件として再生しているが、武蔵コーポレーション(株)(さいたま市大宮区、代表取締役:大谷義武氏)。今回紹介する「リブレス東浦和」(さいたま市緑区)は、入札にかけられた社宅を同社が買い取り、賃貸マンションに再生した事例だ。
同物件は駅から遠く、かつ旧耐震。社宅として所有していた企業は、必要性がなくなった後も売却活動を積極的に行わず、何年も放置されていた。同社では、建物について構造確認等を入念に行った結果、改修により収益物件化ができると判断、落札し、購入に至った。
給排水管・給湯管の状況や火災報知機の有無、ベランダ手すりのぐらつきなど、約70項目のチェックを行い、問題のある点はすべて補修。外壁のクラックが目立ったため、エポキシ樹脂で補修した後、黒と赤のコントラストがはっきりして壁に塗り替えて建物の意匠性を高めた。
鉄部の劣化が激しかった手すりは、補強した上で塗装。50年、60年と長く使えるよう、給排水管や横引き管の交換に加え、防水改修工事を行わない長寿命化を図っている。
住居は、2LDKの間取りは変えず、和室を洋室に、押入れをクローゼットに変更。清潔感をアピールするため、白を基調に壁と天井のクロスを貼り替え、床は施工が容易で、耐久性や耐摩耗性に優れた塩ビタイルに貼り替えた。
費用対効果を考慮し、キッチンとユニットバスは経年劣化が著しいもののみ取り替え、トイレはシャワー便座を追加で設置することにとどめた。洗面化粧台は全戸で刷新した。
「リノベーション工事が終わるとそこから劣化が始まる。ならべく新しい状態で入居してもらいたい」との考えから、内装工事については数戸ずつに分けて実施。現在、リノベーションが完了した5戸の募集を開始しており、3週間で2戸の入居が決定している。満室になった時点で投資家に売却する予定。
なお、売買決済から最大5年間は、建物の不備や決定点検により発覚した不具合にかかわる工事費用をすべて同社が負担するという。
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