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オーナーなら絶対に加入すべき施設賠償責任保険とは
2018/08/26

オーナーなら絶対に加入すべき施設賠償責任保険とは

施設賠償責任保険をご存知でしょうか。アパート経営に携わるオーナーであれば必ず加入してほしい保険です。
施設賠償責任保険の概要と、加入の際に注意すべき点について解説します。

 

 

施設賠償責任保険とは

施設賠償責任保険とは、被保険者が保有または管理する建物や各種施設の欠陥や管理上の不備によって、第三者に怪我を負わせてしまった場合や、第三者の物を壊してしまった場合に負担することになる賠償責任を補償してくれる保険です。

 

この保険で保険金が支払われる対象となるのは、契約期間中に生じた身体賠償事故あるいは財物賠償事故です。

また、保険金が支払われる場合の内容は、被保険者が被害者に支払うべき損害賠償金、被害者に対する応急手当緊急処置などの費用、訴訟になった場合の訴訟費用弁護士報酬などです。

 

 

施設賠償責任保険はどのようなときの備えになる?

アパート経営で言えば、たとえば台風のときにアパートの看板が落下して下を歩いている人が怪我をしてしまった、あるいは浴槽の底が抜けて入居者が怪我をしてしまったというような場合に施設賠償責任保険が適用されます。

 

事例として多いのは上階から水漏れが起きるケースです。
特に水漏れによって1階に入っている飲食店などのテナントが営業できなくなるといった事態が起きると、その店の営業補償を求められることになります。

施設賠償責任保険に加入していれば、このような補償金額が高額になるときでも対応が可能になります。

 

ただし、水漏れに関しては、入居者が水道を出しっぱなしにしてしまったなどの入居者に過失がある場合は入居者が加入する個人賠償責任保険で対応するのが一般的です。

専有部分での給水管破損など所有者の責任になる場合は、オーナーが加入する施設賠償責任保険でカバーすることになります。

 

 

施設賠償責任保険の補償額

施設賠償責任保険の補償額の上限は、一般的に1名または1事故につき1億円までとなっています。
掛け金は年払いで2万円未満などと安いので、アパート経営者であれば絶対に加入しておくべきです。

 

また、施設賠償責任保険には、たとえば建物外部からの雨の浸入や吹込み、施設の新築・修理・改造・取壊しの工事に伴う損害といった特定の事例については保険金を支払わないと定められているケースがあります。

内容をよく確認し、それらの事例についても補償が必要と判断した場合は特約を付帯するなどの方法で対応しましょう。

 

 

施設賠償責任保険に加入する際の保険会社の選び方

施設賠償責任保険に加入する際に重要なのは、保険会社と代理店の選び方です。事故が発生したときに保険金が支払われないのでは意味がありません。
支払いまでの手続きがスムーズに運ぶ保険会社を選び、なおかつ発言力の強い代理店を通して加入するのが理想です。

 

そのためにはオーナーが個人で契約を結ぶのは避けるのが無難です。

管理戸数の多い管理会社であれば発言力が強いため、そのような管理会社を通して保険会社と契約する方法を選びましょう。保険を実効性あるものにするためのコツです。

 

 

 

 

オーナーなら施設賠償責任保険に加入すべきである理由がお分かりいただけたでしょうか。加入に際しては補償の内容
についてしっかりと確認し、また万一のときに確実に保険金が支払われるよう、実績ある管理会社を代理店として活用
することをおすすめします。

 

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