これまで埼玉県の主要地域を中心に紹介した本稿ですが、今回は川越市の賃貸需要についてお伝えします。東京都心から1時間、話題の小江戸「川越」。当社では現在、541戸の管理をしており、入居率は95.8%(※H30.11.29現在)となっています。
川越市の主要駅である川越駅は、一日の乗降者数が約16万人、東武東上線と、JR川越線の2路線が乗り入れるターミナル駅です。池袋まで30分、大宮まで23分と交通の便の良い地域といえます。また、川越駅周辺から本川越駅周辺にかけては、商業施設が集中しており、週末になると大きなにぎわいを見せます。
学生、転勤需要の高い川越エリア
駅の賑わいとその交通の便の良さから、川越近辺の物件は単身向け・ファミリー向けに関わらず賃貸需要は高いです。 そのため、駅徒歩5分以内であれば築古の物件であっても1K・1Rの部屋が6万円台前半で募集されており、転勤で引っ越してこられる社会人の方の入居が多いです。
また、学生需要も非常に高いエリアとなっており、専門学校だけで14校、大学も5校と非常に多く、学生が1月から3月にかけて単身物件に殺到します。
2年制学校の存在
一方で、専門学校や語学学校が多い為に2年更新で退去、引っ越しされる方が多いのが特徴です。
しかし、専門学校卒業後は川越付近で就職される方や、川越にある提携大学に進学する学生も少なくありません。したがって長く住んでいただけるような部屋づくりが重要です。
また、1月から3月にかけての募集に間に合わせるために、原状回復工事中の物件でも工期を早めて入居していただけるフローを確立することが重要となっております。そういった事例に対応することが求められる地域性があります。
柔軟な募集姿勢で仲介業者の心を掴む
川越エリアは企業が多く、秋入学のある大学や専門学校があることから閑散期であっても秋入学の学生需要や転勤などがあり、一定数の入居者需要が存在します。
しかし、契約だけ急ぎたいといった要望や、先行募集の物件の入居日を早めてほしいなどの要望が非常に多くあるのが実情です。このような要望に臨機応変に対応し、入居者と仲介業者の心を掴む募集姿勢が必要となってきます。
仲介業者を持たないという選択
本エリアの仲介業者は申込から契約までのスピードや、条件変更の対応の速さを非常に大切にしている傾向があります。
仲介店舗を持たない当社の客付け方法では、幅広い間口で募集しているほか、オーナー様との関係を非常に大切にしているので、急な条件変更であっても即座に対応することが出来るので、非常に多くの反響と申込をいただき、入居率も95.8%を維持しています。
川越エリアの今後と賃貸経営について
川越市といえば、明治期には県内一の商業都市となり、60年代から70年代には工業団地の整備で工業も集積。交通の要衝でもあり、2003年には中核市に指定されました。市内には蔵造りの街並みがあり、「小江戸」と呼ばれるほど多くの観光客の注目の的となっています。
川越市は平成28年から平成29年にかけて約2,000人の人口増加があり(川越市市役所より)、今後も人口が増加していくと考えられるこのエリアにおいて、賃貸供給は絶えることがありません。
インターネットで誰もが大量の賃貸物件を選択できる時代で、競合物件に差をつけるのは、物件の賃料や初期費用だけではありません。むしろ、条件変更などに対して、迅速に対応できるという事を仲介業者に認識してもらっているかが重要と言えます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。東京のベッドタウンとして賃貸需要の高い川越エリア。繁忙期にしっかりと入居付けをするためにも、仲介業者と事前に信頼関係を築いておきましょう。
競合が多い場合は、他の物件といかに差別化するかが入居付けに際し大きなポイントとなってきます。しかし条件変更の選択肢は非常に多いので、エリアニーズをとらえてアクションを起こすことが重要です。
当社では仲介業者様にヒアリングを行うことで、市場の客層を把握しその客層に合わせた施策を行っています。本稿に該当する物件をお持ちの方はご参考ください。
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